強烈なインパクト プロコフィエフ

さて、古典音楽好きならば
今までに「好きになろうとして」多少は努力して来た曲があるでしょう

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Prokofiev (1891-1953) Symphony-Concerto in E minor Op 125
Alban Gerhardt (cello)
Bergen Philharmonic Orchestra
Andrew Litton (conductor)
Hyperion CDA67705 (2008)

Prokofievは私の最も好む作曲家ですが、この曲は…でした。今までは
このOp.125、伝記等では「主題と挿句の金鉱」という評価が初演時にあったらしいですが
私としては「どうも散漫な曲」というイメージが拭えませんでしたね
「何が金鉱だよ…みたいな」

2002年に、読売日本交響楽団の演奏会で一度演奏されたことがありました
この時の昂奮と言ったら、今でもその時の感覚を覚えている程で
「この感覚をCDでも!」と勇んではおりましたが、その後ダラダラが…

今回のCDも、Prokofiev曲としては意外なレーベルからですし
チェロ協奏曲第1番Op.58とのカップリングという超ヘビー級の内容
(実は「壊れた」曲想が魅力的なOp.58の方に最初は期待していました)
ということで、deleteされない内に何となく購入という感じでした

チェロが全面に押し出された感じの録音です
この録音構成と、Gerhardtの芸人魂!(?)が今回の衝撃の要因だと思います
特に第2楽章のパフォーマンスにはたまげました
(それまで、私はこの楽章が最も散漫な音楽だと思っていました)

Gerhardtは、楽章最初の無窮動的なパッセージを思い切り目立たせています
楽章毎の演奏時間は、今まで聴いた4種の録音とほとんど変わりません
なのに、目立つポイントを加速するためか、聴いていて驚いてしまいました
「チェロでもここまでやんのか!」という言葉が思わず出てしまう!

演奏開始から36分51秒後、苦手だった曲にもかかわらず
私の中のプロコ曲人気ランキングでいきなり上位に来てしまいました

今まで聴いて来た録音は、どちらかというと
「曲の雰囲気を知る」という意味がありました
特に、緩急のメリハリという点では、合格点ながら面白いか?と聞かれると…
まぁ難曲として知られる曲をいとも軽やかに弾くというのは、今風でしょう
Gerhardtのチェロは、軽やかという感覚ではありません
技術的に十分弾けるんでしょうけど、その先に頭を突っ込んだ感じというか
セッション録音でここまでテンション高くやるという
その芸人魂!に打たれました

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また聴いてみます。
きっと違う聴こえ方するのでしょうね。

ありがとうございます。

本によっては、協奏曲の場合(Op.58, Op.125とも)だと
ヴァイオリンの難技巧をそのままチェロに当てはめた野心作
なんて書かれたものもありました

聴いた印象では、チェロ本来の暖かい低音は
「先達の大傑作を聴いてね」という感覚なんでしょうか
どちらかというと、プロコフィエフは
高い音域に可能性を期待しているような気がします

Prokofievの曲では、チェロの音の幅広さを上手く使えてるものでしょうか。低音から高温まで。。。
どうなのでしょう?
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