不滅の「俺様ワールド」   マーラー

意外にも、ここ数年の間に聴楽回数が増加中の曲で
覚えているだけでも、今年に入って既に4回目なんですが
さすがにマーラーの長大な交響曲は
1回2回の聴楽ではどんな曲かすらも、なかなかわからないものです


SinopoliMahlerSym2.jpg

マーラー Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調  《復活》 Symphony No. 2 in C minor "Resurrection"
ブリジッテ・ファスベンダー (メゾ・ソプラノ) Brigitte Fassbaender (mezzo-soprano)
ロザリンド・プロウライト (ソプラノ) Rosalind Plowright (soprano)
フィルハーモニア管弦楽団 Philharmonia Orchestra
ジュゼッペ・シノーポリ Giuseppe Sinopoli (1946-2001)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 415 959-2 (1985)
(中古:2012年11月、ディスクユニオン御茶ノ水にて購入)

今年に入るまで、ほぼ全くノーマークだったシノーポリさん、すいません
没後10年、生きていたとしてもまだ66才だったのにねぇ
最近はかなり精力的に中古店で集めさせて頂いています

マーラーの録音は世界中で売れていたようで
中古盤(輸入盤)の入手も比較的しやすい方でしょう
さすがに80年代の盤は、美品という感じではありませんが
ややアナクロな分厚い2枚組ケースに心が躍ってしまいます
今と違い、当時はこのケース自体が「値段高いですよ」という意味があり
購入の時は、「いよいよ買うぞ」という気持ちになったものです

以前よく雑誌とかに書かれていた、あの精神分析がどうとか
(彼は学位を持っている) そんなことはどうでもよいことです
いろいろな「細工を弄して」系の評もよく見かけますが
やはり、それは中心的な問題ではないでしょう
ズバズバとスピーディという感じは全くなく
重めの、しかし着実な進行の仕方が特徴なんでしょうか?

また、旋律だけではないんでしょうが、とにかく
いろいろな側面で、くっきりした音が鳴っているのは
また気のせいではないでしょうね
アバド (Claudio Abbado 1933-)とはまた対照的な気もします
同じイタリア人でもかなり違うのが面白い!

音楽運びの資質が、第5楽章で上手く作用しているようです
楽章の演奏時間が、最初37分33秒ということでちと驚きましたが
とにかく、セコさとは無縁の「大」展開
(独りよがりとか、雑という意味ではありませんよ)
爆演というには、かなりの繊細さも覗かせていて
(てか、爆演とは違う何かなんですが、言葉が見つからない)
とにかく、音楽が終わって欲しくなくなるんですね

しかし、この曲の初演が1895年というのがまた驚きですね
(ブラームス62才、ドビュッシー33才、ラヴェル20才、日清戦争終結)
楽器編成において、リヒャルト・シュトラウス (Richard Strauss 1864-1949)とは
20世紀との橋渡しとして、双璧と言えると思いますが
既に現在とは、20世紀の100年間が挟まっているにもかかわらず
「俺様ワールド」の作り方が、ちょっと突き抜けているようです
研究書とかを読みたくなって来ました

別に、個人的に強い印象があるのは、第1楽章の結尾近く
強烈な下降音型の直前で、トランペットが断続的に棚引く箇所でしょうか
この辺の超自然的な音空間を聴楽していると、何となくですが
マーラーには、凡人とは違う何かが見えていたような気がしますねぇ

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