不思議な「軽み」の編曲   リスト

とりあえず白状しておきますと
幼少の頃は、後半のフリスカの所からレコードの針を下してました


SinopoliLisztHungary.jpg

リスト Franz Liszt (1811-1886)
ハンガリー狂詩曲第2番 Hungarian Rhapsody No. 2 S244-2
(管弦楽版 Orchestral Version ドップラー編 Franz Doppler 1821-1883)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
ジュゼッペ・シノーポリ Giuseppe Sinopoli (1946-2001)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 453 444-2 (1996)
(中古:2012年10月、ディスクユニオン神保町にて購入)

この曲には、何種類かの編曲があるみたいですね
今回の盤の冒頭を聴楽して結構当惑してしまいました
だって最初に弦合奏が出ないんですから!
調べてみると、弦開始のはK.Muller=Berghaus版とのこと
(カール・ミュラー=ベルクハウス 1829-1907)
どんな音楽家だったのかは、ちょっと調べてもわかりませんでした

ちなみに、ドップラーは、あの《ハンガリー田園幻想曲》の作曲者です
この曲の作者と知って、やはりこの編曲ありと思いましたよ
冒頭の旋律は、いきなりトランペット・ソロなんですが
(弦を予想していた耳には、ちょっとした衝撃です)
この楽器の音域としては、やや低いというか
輝かしさを特に強調する感じではないのが特徴でしょうか

彼自身がフルート奏者だった点が大きいと思いますが
パッセージにあまり多くの音符を詰め込むことなく
むしろ、原曲中の旋律の主たる要素を抽出したような音の進行になってます
ゴージャス志向のベルクハウス編よりも軽やかな感じがしますね

おそらく大編成のウィーン・フィルなんでしょうけど
どことなく大き目の室内楽っぽい清らかな空気を感じますね
シノーポリも音楽運びで見得をすることを敢えて避けているのか
流れ重視の方向性でやっているように聴こえます
最初は、ちと薄味過ぎないかと思ったのですが
この軽快さが意外にも結構ハマるんです

他にはリストの比較的知られた交響詩が収録されています
(《前奏曲》《オルフェウス》《マゼッパ》の3曲)
ベートーヴェンとドビュッシーの間に位置する管弦楽曲の響きとは
こんな感じのものなのかと思えば、実に貴重な感じもして来ます

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