ついにこの曲をまともに楽しむことが出来るようになった…、気がします

SkrideStravinsky.jpg

ストラヴィンスキー Igor Stravinsky (1882-1971)
ヴァイオリン協奏曲 ニ調 Concerto for Violin and Orchestra in D
バイバ・スクリデ Baiba Skride (1981-)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団 BBC National Orchestra of Wales
ティエリー・フィッシャー Thierry Fischer (1957-)
オルフェオ Orfeo C 849 121 A (2011)

先日来、海外のサイトで購入しようと思っていたところ
新宿のディスクユニオンにて未開封の美品を見つけました
ストラヴィンスキー、オネゲル、マルタン
それぞれに個性的でモダンなスタイルを追究した作品を集めた
なかなかに魅力的な構成のアルバムです

ストラヴィンスキーの協奏曲は、最近になってから
やっと私自身の「聴楽態勢」が整い始めた曲というか
その音楽から何らかの楽しみを得られるようになった音楽です
最初こそ「うえぇ、ひでぇ曲だなぁ」と思ったものですが(苦笑)

音の置き方というか、繋がり方に対して
簡素という言葉が適当かどうかは保留したいところですが
浪漫派の豊穣な弦のうねりにソッポを向くような音響は
別にストラヴィンスキーに限らず、20世紀の音楽の表情の一つでしょう
しかし、その一聴の「スカスカさ加減」に潜む豊かさというのか
時間と空間を有効に使おうとする作曲家の姿勢
これを思う時、やはり先達の音楽家の作品を聴楽する時とは
また異なる道程でありながら、聴楽する喜びに到達が可能と感じます

スクリデという奏者を聴楽するのは初めてです
(2001年、エリザベートコンクールの覇者だったのか!)
生年がアラベラ・シュタインバッハーと同じなんですね
彼女がOrfeoからPentatoneに移籍した後にスクリデさんがやって来たのか
アラベラさんとの違いはまだよくわかりませんが、凄くいい音をさせますねぇ
Orfeoデビューのブラームスが気になり始めました

ストラヴィスキーに果敢に挑戦という感じではなく
結構優雅な鳴らし方の人なのかな? しかし、その奏法は
バッハ時代の「バロックスタイル」の外観をした曲に対しては
サラッとした、澄んだ空気感を醸し出す効果もあるのかも知れません
作曲家の「時代の空気を操る能力」を考えさせられる曲のような気がします

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