暖かな孤独   テレマン

バロック期でバッハ以外に誰を思い浮かべるのか…
最近は、大体この人で決まりになって来ました


TelemannFluteSolo.jpg

ゲオルク・フィリップ・テレマン Georg Philipp Telemann 1681-1767
無伴奏フルートのための12の幻想曲 Twelve Fantasias for Transverse Flute Solo
コンラート・ヒュンテラー Konrad Hunteler (フルート)
MDG 311 0486-2 (1992)

J.S.バッハより4年先に生まれ
晩年にはモーツアルトがティーンエイジャーであり
ベートーヴェンの生まれる寸前でもありました
当時としても、結構長寿の人ですよね
音楽史的にもバロックや古典派への転換期を生きていた
非常に興味深い人でもあります


Telemann.jpg

う~ん、肖像画もいい感じがします
あまり怖そうじゃないし、何となくですが
好きなものに打ち込んで来た自分に自信があるような
いい表情だと思いますよ

この人を採り上げるのは2度目で、前回が無伴奏ヴァイオリン
今回は、無伴奏のフルートです
計12曲の演奏時間は、57分09秒
笛一本で、1時間も持つんだろうか…?
聴楽前の正直な気持ちでしたね
でも、何度か聴楽していると、ジワジワと来るんですよ

ドビュッシーのシリンクスのような感じとは違うかな
でも、大気の中に漂う、その佇まいがどこか繋がっているような…
個人的には、各曲取り出してではなく
全曲を一つの時間として聴楽することに楽しみを見出しています

吹奏する音は空間に吸い込まれて消えて行くわけです
最初の数曲のうちは、一本の笛が鳴っていることに対する
何とはなしの「ちょっとした孤独感」を感じるのですが
その「孤独感」が何とも「いい感じ」になって来るんですよ
鳴っている楽器は1本、演奏しているのは1人、でもどこか暖かい

鋭角的な旋律線ではなく、どこか丸みを帯びた曲想も影響していますね
バロック期の楽器は、きつい旋律線とは親和的でなかったこともあるかな

最後のト短調の曲は、やや疾走するような速度で終わります
拍手をしたいところですが、実際に手を打って音を出したくない気がします
心の中で静かに拍手したくなるというのでしょうか

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