シューベルトの風景

以前、中古店に旅立たせた盤が、少しずつ戻って来ています
今回採り上げるものも、その内の一つなんです
80年代のボックスセットは、中の保護スポンジが癒着することがあり
未開封のものをアマゾンマケプレで購入するのは度胸があり過ぎる…
まぁこのセットは、5枚それぞれのケースが箱にまとめられたもので
その心配もありませんが、ちょっと前に偶然に
中古屋さんにてほぼ未開封のものを見つけてGet!しました
一度は旅立たせたものの、中古店で見かける度にどうも気になる…
どうしてだろうと思い、いろいろ考えを巡らせてみました

原因 (の一つ) は、装丁ですよ
思えば、80年~90年代のDGジャケットには味がありました
今がダメというのとも違うんですがねぇ
CD時代になって、ジャケットの役割は後退したと言われてますが
LP時代の大半を廉価盤で過ごした私としては、全くそうは思いません
盤の中身との関係性を表現するために、面積など問題ではないと感じます

シューベルト Franz Schubert 1797-1828
交響曲全集 8 Symphonies
ヨーロッパ室内管弦楽団 The Chamber Orchestra of Europe
クラウディオ・アバド Claudio Abbado
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 423 651-2 (5CDs : 1986-1987)


abbadoschubert12.jpg  abbadoschubert34.jpg

初めて見た時から気になる期間が持続していまして
10数年前の時点で、特に関心の強い作曲家ではなかったのに
とうとう購入してしまったというものです

写実と空想を微妙に交えたようなイラストなんですが
見ている内にその中に引きこまれて行く気がするんですね
二次元のイラストでも、空間と音響は表現可能なんでしょうか…
音もどこからか聞こえて来る…、特に何の音というのではない
自然の出す、何かの音が微かに聞こえて来るんです


abbadoschubert56.jpg  abbadoschubert8.jpg

演奏も、特にどの曲を通じても木管の響きが魅力的です
何とも、ジャケットの中の空気を伝って来るような
心地よい風が吹いて来る趣なんですね

音はそれだけで独立したものである、こういう考えは大いに結構
こうしたジャケットと音楽のコラボレーションもまた愉しい


abbadoschubert9.jpg  abbadoschubertCase.jpg
  
スリップケースまでは自然に溶け込まず
クラウディオ・アバド (Claudio Abbado 1933-) の写真というのも
何と言うかどことなく、内容を引き締めている気がします
全てが田園風景に溶け込んで行くのではなく
演奏しているのは、超モダンな機能を持つオーケストラなのだと実感出来る…

まぁジャケットような自然には、日本の都会にいてもなかなか触れられませんが
都心にいても、目を瞑って耳を澄ますと、シューベルト風の散歩は可能ですね


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