《惑星》と来ると、結局はこのジャケットを思い起こしてしまうのです

PlanetsKarajan.jpg

ホルスト (Gustav Holst 1874-1934)
管弦楽組曲 《惑星》 作品 32 (The Planets Op. 32)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (Berliner Philharmoniker)
ヘルベルト・フォン・カラヤン (Herbert von Karajan 1908-1989)
ドイツ・グラモフォン (Deutsche Grammophon 400 028-2, 1981)


私のCD棚上に存在する盤の内でも、最古の録音に近いかな
今までに何種類の同曲を聴楽したことか…
しかし、やはりここに戻って来ました感があります

《レコード藝術》 誌上での、この盤の評を私はリアルタイムで読んでいます
「推薦」つきがどうかは記憶が曖昧なのですが
結構批判的に書かれていたような記憶はあるんです
「Karajan の統率が行きわたっていない」
「弦の出が揃っていず、雑に感じる」
そんなことが書かれていたような気がしますが…

まぁ当時のKarajanは、いわゆる「叩かれてなんぼ」でしたが
評論子の当惑と「期待して待ってたのによ」という駄々っ子的感情
そんなものが、あったのではないか…、なんてね
この評価は、他の媒体でも似たような感じで展開されていたと思います
しかし現在、そんなことがあったという風には全く思えないですね
何やら別格扱いされている気もします

確かに弦が揃っていないと言われれば、そんな気もするというだけのこと
以後に出た多くの盤との聴楽体験を思えば
このKarajan盤が、それらとは全く隔絶した「迫力に満ちたもの」であると
そういう気持ちがどんどん大きくなるばかりと感じます
(心のどこかで当盤と比較してしまうんですね)
意外に、開けっぴろげに管弦楽を鳴らすというのは難しいのかも知れません
Karajan 一流の「俺様の鳴らしを聴楽してみたまえ」みたいな…
しかも、強烈な推進力をも伴ってという形態においてです

この盤以前に聴楽した盤との比較を考えると
リズムをかなり意識させられる気もします
初聴楽だったメータ盤 (Zubin Mehta 1936-, 1973年録音) は
空間を意識しているというか、幻想的な響きが非常に印象的でしたが
こちらは、音が前面に飛び出して来る感じ
とにかく熱いリズムでどんどん進んで来るという趣ですね
宇宙空間の疑似体験という点ではちょっとズレている気もしますが
音楽として、非常に特異で爽快な解釈ではないでしょうか

黄色のロゴが大きく前面に出る初期盤を探していまして
先日何とか Amazon マケプレで状態の良いものを得られました
実は、最近は Karajan 盤が静かに復活しつつあるんですね
何度も書いていますが、やはり「鳴りっぷり」への憧れ
これが気持ちの中にあるんだと思います

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