CDを購入するといふこと

Classical 他、CD (LP) を購入することについて、考えてみました
まず、私の記憶で言うと、盤の購入自体が大変なものでした
それは、何と言っても経済面
まぁ独立以前の話に経済的もクソもないんですがね


CD2012-1.jpg

「小遣いをはたいて…」「なけなしの財産を…」
上記のような感覚は、それこそ義務教育の当時よりありましたね
大体、1980年前後に、既にLPは2500円前後するのが当たり前でした
高校生になって非正規雇用の労働をするようになっても
30日間に1枚というのが基本的かつギリギリのベースであり
30日間に2枚にしてしまうと、他に何も出来なくなりがちでしたよ

小遣い銭がなくなるということは、友人と悪所に行けなくなるんですね
当時、Classical を趣味とすることは、私にとって世俗からの決別
友人との別離の危険、空気を読まないことへの不安感の超克を意味し
とてもそんなことは不可能であると、月1枚のペースを守りました
空気を読みたいし群れて遊びたい、でもClassicalは聴楽したい訳です

少し後になり、CD初期だと私の記憶では盤1枚が3500円の当時です
(1985年頃から1988年くらいまで。いわゆる昭和晩期ですな)
いやぁ資金繰りがキツかった。「輸入盤」という言葉を知っていましたが
これはごく一部の知識階級が購入するものと思っていました(笑)

国内盤のライナーノーツを読む、それは一つの楽しみではありました
イメージ的には、以下のようになるの…かな(苦笑)
大切に盤を取り出して、「暖炉」が快適な室温を保持する部屋でソファに座し
(エアコンじゃなくて、ここでは「暖炉」ないし「ペチカ」の方が似合う)
気楽な姿勢で、知識階級(当時の私の認識)の人が「執筆」した
有難き文章を読み、至福の時を楽聖の創造物と共に過ごす
これぞ国内盤の醍醐味と思っていた時期が私にもありました

しかし、自分の知識の積み重ねがある程度以上になると
日本語のライナーに対して「いらない」という気持ちも芽生えて来ます
皆さんも身に覚えがあると思いますが(苦笑)
この流れはもう誰にも止めることが出来ません

丁度この時期が学校を出て社会人になる時期と重なったため
以後「輸入盤生活AND週1枚購入制」が確立します
いやこの当時の楽しかったことと言ったらなかった
辛い(笑)仕事に耐え、遂に来た土曜日の午後
(1989年当時。週休2日はまだ庶民の夢だった)
満を持して店に向かう足取りはスタッカート気味に軽い!
己に支給される給金で盤を購入するんですからね。エッヘン☆
仕事の後なのに、本当に元気でしたね。テヘヘ

「これからCDを購入しに行く俺」という恍惚感に浸り
電車の駅は一つくらい歩いてしまうような勢いでしたからねぇ
ちなみに、当時の輸入盤は、1枚約2380円くらいでしたよ
(たぶん続く)

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よんちゃんさんへ

過去記事を眺めていましたら
コメントをしそびれていましたね。ごめんなさい

10代や20代の頃は、本当に1枚の盤が高価に感じましたね
で、今は…、やはり単発のものは高価だと思いますよ
最近は、80年代の録音を頻繁に聴楽しています、理由はわかりません
その頃の録音は、大体が廃盤です
中には、非常に高価なものもあります
今本当に欲しいのは、当時高価で手が出ずに買いそびれたか
所持していたのに、中古屋さんに旅立たせたか
どちらかというのも興味深いものです

No title

こんにちは。

quietplaceさんとほぼ同じ時代に2500円のレコードを買い、3500円のCDを買いました。

なけなしの小遣いをやりくりして買ったことが懐かしくもあります。

だから今日の記事はものすごく共感できます。
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