3つの無伴奏 プロコフィエフ

Bachもいいですが、たまにはこんな無伴奏はいかがでしょう

Prokofiev (1891-1953)
Sonata for Solo Violin in D major, op. 115
Sonata for Unaccompanied Violins in Unizon, op. 115

ShahamProkofiev.jpg
Gil Shaham (violin)
Deutsche Grammophon 447 758-2 (1995)


SamouilProkofiev.jpg
Tatiana Samouil (violin)
Cypres CYP1646 (2005)


LondonMusici.jpg
22 players of London Musici (violins)
Conifer CDCF 173 (1990)


上に掲げた盤が初聴楽の盤ではありませんが
(初はChandosのLydia Mordkovitch盤CHAN8988)
元々は学生アンサンブルの演奏を聴いていたProkofievが
技術の習得を目指すために書いたと本にはあります
作曲は1947年ながら、初演は1960年
遅れはしたものの、学生の発表会においてでした

3楽章制ながら、12分程度という極めての短時間に
もう山あり谷あり、緩急自在の曲想、でもって何とも「プロコ節」に彩られています
第1楽章の真ん中ちょっと前、リズムを機械的に刻んで行く見せ場の一つでも
メカニカルというよりも、颯爽とした感じで、なかなかのインパクトです

(4:16/3:20/3:34) Shaham
(5:02/3:12/4:17) Samouil
(4:47/3:42/5:28) London Musici

London Musici盤は、作曲時の発想をそのまま受け継ぐ
てか、唯一のunizon録音(22奏者!)ですね
violinのみと考えると、通常の管弦楽団と同じくらいですから
さすがに安全運転的な速度ながら、斉奏の拡がりが心地良い
Soloとはちょっと別の趣があります。演奏時間13分57秒

Shaham盤は、もうsoloであることを極限まで追究したというか
正確なリズムを保持しての超絶技巧の連発で
これほど引き締まったスタイルもないんじゃ…と思うくらいのもの
演奏時間も最速の11分10秒!

でもってSamouil盤は、Shahamとは違う視点の演奏ではないでしょうか
多少のコブシを交えて、テンポも心持ち自由だと思います。演奏時間12分31秒
第1楽章はうねりがありますが、第2楽章ではShahamより速いのが不思議です
こうやって3種類聴いてみると、演奏家の狙いの違いがよくわかります

有名な2曲のピアノ伴奏のソナタ(op.80, op.94bis)とは全く別の世界ですので
もし機会があったら是非聴楽体験して頂きたい曲だと思います

私はこの曲の実演に一度だけ触れたことがあります
(Vn独奏、鎌田泉Izumi Kamata、2001年5月28日東京文化会館小ホール)
左手の指の位置の移動がもう目が回るような速度で
この時もかなり熱烈な拍手が送られていましたよ
演奏が終わった直後に「おおお」というどよめきも聞こえました


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音楽史上の先人達の真似にならないようにするのは大変でしょう
そういう意識で行くと、Prokofievのようになるのでしょうか
音の配置は極端なこともありますね。特に若い頃のはね

戦前戦後の日本の作曲家は
この人の影響を受けなかった人の方が少ないんじゃないでしょうか

プロコフィエフさんの曲は楽器の持つ音全て使っているのですよね・・・。
聴き手に無理なく聴こえてくるような創りの様な。

大音響になってる事が多いですが。
バランス良いのだろうかと勝手に思っています。
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