エキセントリックであり、聴かせない演奏

Classical CD 購入生活も随分と長く続いています
今や都市伝説かと思うヤングもいるかも知れませんが
当時は国内盤が3500円くらいはしたものでした
(現在、ネット通販だと輸入盤は国内盤の4割強の価格ですね)

それから既に四半世紀は経過していると思いますが
自分の耳に合わないという意味で「『な』んじゃこりゃ」な盤も時々はありました
ただ、面白いのは、あまりそういう盤の記憶がないということなんです
人間、やはり嫌な記憶というのはマスキングされるのでしょうか
たまたま、『な』盤の頻度が低かった訳ではないと思います
おそらくは、ただ忘れているだけなんでしょうけど…

私的『な』盤ですが、まず第1は『弦楽器の音程』でしょうか
私は絶対音感なんて全く備わっていません
サイレンの音が音階に聴こえるようになってはいません
しかし「何か変だぞ」という気分を持ち易いようになっているのか…

この点では、今世紀に入ってからまず
私の最も敬愛する作曲家プロコフィエフのチェロソナタで食らいました
この曲は、開始3分くらいまでかなりの音域を行き来するのですが
ここで、どうも音程が甘いような気がする
音の途中で音程が微妙に動くというよりは
弦を抑える指が本来のピッチに合わせた音程とはズレた箇所を抑え
それがしかも微妙に上がったり下がったりする時があるというもの
音の出が変なのに、途中で正しくなったりする?またはその逆


YoungProkofiev.jpg

悩みましたね(苦笑)
自分の体調が悪いのか、はたまた再生装置が不調なのか
まずこちら側の取り組みを疑うくらいには常識を発揮はしたものの
「やっぱ変だよこれ」との結論に至らざるを得ませんでした
数日後には中古屋さんに旅立った訳です

でもって第2は『伸縮が激し過ぎる』ですね
これはつい最近、『展覧会の絵』で、かなり凄絶な聴楽をしました
私は感情の赴くままにテンポを揺らす演奏に抵抗を感じる方ですが
これはそんな生易しいもんじゃなかった…


Mussorgsky.jpg

一瞬立ち止まったかと思うと、爆走…みたいな
「だが、それがいい (花の慶次)」なんて言ってる場合じゃない
「お前、それはないだろう (志村けん)」の方に近い
で、パッセージの呼吸もちょっと不自然な部分が次第に目立ち始め
私の焦燥も「キエフの門」のように増大して行くのがわかる…
音楽がそれでも繋がっていれば、許せたかも知れません
がしかし、フレーズ途中に「間」が空いたりする。何て言えばいいかなぁ
「エキセントリックであり、聴かせない演奏」というのかな
「聴かせる演奏」の逆があるとはね
何か技術的な問題があるのではないか、という恐ろしい気分も…

私はここまで強烈な演奏というのは、ちょっと記憶がないです
休日の早い午後に聴楽し、夕方には旅立っていました…
数日後、中古屋さんを訪問したところ
私の眼は店内のある箇所に釘付けになったのですが
旅立たせたのと同じ盤が3つ、棚に収まっていました
3つとも開封済なのに3000円以上の値段がついていました…

ま、たまたま合わなかっただけの話なんですけどね。エヘヘ
それもまた一興とも言っていいのかなぁ(苦笑)

最近聴楽したFasil Say (ファジル・サイ 1970-)盤は良かったです☆

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

quietplace

Author:quietplace
聴楽記へようこそ!
関心事を書きちらしています。

FC2カウンター
ブログランキング
以下のランキングに参加中です

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
日本ブログ村 PVランキング
よくわかりませんが、取り敢えず装着してみました。
最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブロとも

染のブログ
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR