これまで聴楽して来た盤とかなり趣が異なりますが、イイ!

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Gershwin (1898-1937)
Rhapsody in Blue (1924)
David Greilsammer (piano)
Orchestre Philharmonique de Radio France
Steven Sloane
Naive V 5224 (2009)

私が、もしピアノ協奏曲を弾けるようになりたいと考える場合
なぜか不思議と候補として想起される曲ですね
(もっとも、ピアノ協奏曲として構想された訳じゃないけれど)
大好きなプロコフィエフの第3番や、ラヴェルの左手じゃないんですよ

大昔ですが Yosuke Yamashita の独奏で実演を聴楽したことがあります
公開録画で、当時は Jazz が即興音楽であることすら知らなかったので
時々左手を拳にして鍵盤を叩いている瞬間を見ても
TV用のパフォーマンスだと思い込んでいました
このシーンでは会場から笑いが起こっていたと思うのですが…

Jazz畑の奏者の場合、大胆な即興がなされるみたいですね
大体において、15 ~ 16分の音楽ですが
マーカス・ロバーツ (Marcus Roberts 1963-) の録音だと
むちゃ楽しい山盛りの即興で約27分と記憶しています

今回は、意外にもNaive発
奏者は David Greilsammer (デヴィド・グレイルザマー 1977-)
全く初めての聴楽奏者ですね。幼少の頃に Mozart に大インパクトがあり
それいらい強いこだわりを持っているそうです
天衣無縫な曲想を気に入ったのかな。ならば
Gershwin をレパートリに入れるのもわかる気がします

この曲は、印象としては、時間を凝縮したような
結構コンパクトな演奏が多い気がしますが
この録音は、トラック自体が 17:59 と、ほぼ 18 分となり
(Bernstein 盤 (DG)よりもさらに 1分近く長い)
結構この長さは珍しいと思いますよ

独奏部分では、やはり思う存分に時間をとっているようです
大らかというか、音が集約される感じではなく
奏でられる音がどんどん解放されていくような気分…かな…
初聴楽ではちょっと戸惑ったのですが
このゆったりとした感じに逆にハマりつつあるんですねこれが☆

意外な即興が聴楽できるのではなく
特に変わったことは全然していないのですが
「楽譜通りっぽいのに即興っぽさがビンビン来る」
この余裕の独奏のおかげで
聴楽し慣れた曲のまた別の面に気づくとは思わかなかったです
「こういう行き方があるとはなぁ」とニンマリしてしまいますよ
CDのような録音藝術の生き残り策の一つかも知れませんね

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