遠方の調べ シューベルト

最近、交響曲で最もハマっているのはこの曲でしょうか
SchubertSyn7.jpg

Schubert (1797-1828)
Symphony No. 7 in B minor, D 759, "Unfinished"
Rundfunk-Sinfonieorchester Saarbrucken
Marcello Viotti
Claves CD 50-9703 (1996)

今月始めにMDTで注文したところ, 全集としてはdiscontinuedとのことで
Amazon.ukに残っていたものをGet!しました
マケプレ等には、まだ在庫があると思います

私が初めて聴楽したCDはAbbado盤(DG)の全集でした
約10年前の事だったのですが
当時、まともに手に入る新しい録音の全集って、それ位だったと記憶しています
こんなに有名な作曲家なのに、交響曲は地味なのか?
天邪鬼の私は、愛好家に語り尽くされた録音に関心が行かず
新しい録音(叩かれている場合でも)の方を聴き込んでみよう、という感覚でした

Abbado全集は、CD1枚ずつjewel caseに入ったものを箱に入れてある形で
各ジャケットは、気持ちの良い田園風景の絵が広がっていて
それだけでも癒されるものがありました
が、まだ近現代の大管弦楽から視点を拡げようという気持ちだけが強く
CDは所持したけれど、購入することに気が行っていたんでしょうね
まともには聴かずになったままとなりました

そういう「当時の感覚」を払拭したいという考えで
私は所持するCDを中古屋さんに旅立たせていたんだとは思いますが
この"Unfinished"だけは時々プレーヤに載っていましたよ

Viotti盤は、1990年代の後半的なと言うか
最新の録音に較べると、全体の音の解像度は高くないと思いますが
そのことが、何とも言えない「懐かしい」感じも与えてくれる気がします
(本当は「懐かしい」以外の言葉を書きたいのですが、思いつきません)

もしかしたらこれは、私(44才)より年配の愛好家さん達が
とても昔のモノラル録音に対して持つ感覚と似ているのではないか
なんて思いもしました

盤が届いてから、指揮者のViottiについて検索してみたら、HPがあり
彼は1954年生まれなのに、2005年に脳卒中で逝去していたのでした
この"Unfinished"を聴いて、これから楽しみと思っていたのに…
惜しい才能だと思いました

低音の、何とも深刻な開始と思ったものの
すぐに短調ながら軽やかな開始になりますが、もうSchubert Worldですね
特にチェロによる第2主題は、時々脳内演奏しています(苦笑)

代々この曲のLP, CDに使われるジャケットの感覚は共通点があると思いますが
(アーティストの写真とかは除いて。イラスト風のViotti盤もまた面白い)
この第2主題は、特にその風景の中に迷い込んだような趣を持たせます
小さな森の中を歩き、そこから出て来て、腰くらいの高さの草の伸びた野原を行く
すると、この主題が多少不明瞭な形で風に乗ってどこからか聞こえてくる
(どこかで催されている小さな園遊会での演奏なのか…)

音楽を聴いて、何か心地良い風景や気分を想像してみる
こんなことは、「何でも聴いてやる」みたいな気分でAbbado盤を購入した時には
まぁ全くなかったですね(この点ではAbbado盤がちょっと不運でしたが)
最近は、厳選したCDの入ったラックを眺めると、とても嬉しいですよ

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曲目解説、分析をいくつも読みましたが
それらを超えて訴えて来るものがある曲です
でないと国境や時間を乗り越えることは出来ないのでしょう

第3楽章の断片(30秒ほど)も聴いたことがありますが
まぁ「特にくっつけることもない」と思いました

最初に聴いた時。
優しく包み込み癒してくれるような曲に感じたものです。

きっと難しい研究資料や解説なるものがあるかも知れませんが・・・。

聴き手は私のように感覚で聴いてる方も居るのだろうとも思っています。
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