若き作曲家の奏法カタログ   プロコフィエフ

初期ソナタ5連発という、レアで嬉しいリリースですね
ProkofievSilocea.jpg
Prokofiev (1891-1953)
Piano Sonatas
No. 1 Op. 1 in F minor
No. 2 Op. 14 in D minor
No. 3 Op. 28 in A minor
No. 4 Op. 29 in C minor
No. 5 Op. 135 (revised edition) in C major
Alexandra Silocea (piano)
Avie Records, Avie 2183 (2010)

このCDは、発売がかなり以前から予告されていまして
ピアノソナタだけを思い切り詰め込んだ内容
Avieという意外なレーベルからのリリースのため
頭の片隅にそれなりの記憶があったのでした

Alexandra Silocea (アレクサンドラ・シロセア 1984-)のデビューCDですが
デビューでいきなりプロコフィエフのソナタ、しかもプロコオンリー
相当に関心の高い作曲家であることは確かですね
彼女のHPで、Lina Prokofieff という人と一緒に写った写真があります
迂闊にも、このLinaさん(写真家)の存在を初めて知ったのですが
(HPでは Silocea さんの肖像も見れます)
The Serge Prokofiev Foundation のHPを見ると
Prokofiev Family の写真の中におりますね
(作曲者の妻Linaさんの生誕100周年記念の集合写真とのこと)

大体、ネットをつらつらと見ていると、こういう風に時間が過ぎますが
この適当につぶしている時間というのも私は好きなんですよ

さて、全くマークしていない所から突如出てきたようなこのCD
「元気の良さ」「溌剌さ」なんて表現は私にとってはどうでもいいことです
ただ私自身の好みに合致していれば、それでOKです
プロコフィエフの場合、曲自体に大きな力が込められていますから
普通に弾いていれば、前出2表現は無条件に表出されるでしょう

聴楽して静かに驚いたことが一点あります
それはtempoが非常に安定していることでして
稀に?な箇所もありますが、デビュー盤にしては、ちょっと驚異的なのでは
こう思わされずにはいられなかったんです
各曲サビの部分とそれ以外の強弱については、次盤以降の課題かなぁ
(pppからfffの振幅が多少狭い気もする。録音の出来の関係かな)
まぁ奏法の癖は、最初は新鮮でもすぐに飽きるものですから
今回の盤は、肝心なのに無視されがちな点をクリアするもので
コレクションする私としては、実に有難いものです

実際、このような落着きのある録音って滅多になくて
Naive に第6、第8ソナタの録音を残している (V4898, 2001)
Frederic-Francois Guy (フレデリック-フランソワ・ギイ 1969-)くらいかな
この調子でいろいろ録音して行って欲しいな、と思う人ですねぇ

第1から第5ソナタの中で、最も印象的な瞬間は、個人的には第5番
第3楽章の第1主題の最後の思い切った変形かな
初聴楽の時には「何じゃこりゃ?」と思ったものの
こういう変形の仕方って、ちょっと常人には出来ないよと思ったものです



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