不意を突いたハーモニー   ハイドン

私のCD棚にも遂にHaydnが定着する時が来ているかもしれません

HaydnMinkowski.jpg
Haydn (1732-1809)
Symphony in G major 'The Surprise' hob. l : 94 (1791)
Les Musiciens du Louvre Grenoble
Marc Minkowski
Naive V5176 (2009)

近年、Haydn (ハイドン) の交響曲を聴楽する機会は
いわゆる「ロンドン・セット」が基本になっています
セット聴楽が基本になると何が起きるか?
まぁお恥ずかしい限りなんですけどね…

購入直後、先頭の第93番ニ長調を聴楽して以降
「すっきりしていていいなぁ」と思いつつ
気がついたら中古屋さんに旅立っていた…
そんな形が何度か続いておりました

単に私がHaydnを聴楽する耳を持っていなかっただけです
(これにより、第93番の聴楽回数のみ突出して多い)
「よい」と思いつつ盤が旅立ってしまうのは何故か
適当に考えてみることがありますが、私にとってHaydnは
「何度も聴楽してその良さを更に強く実感して行く」という
自分にとっては結構珍しいタイプの人なのではないか?
そういう感じになっていますね

私のみに通用する範囲の感想として
聴楽して気分が良いのだが、「強く印象に残る箇所は?」
こう考えると、結構強く意識して探そうとすることになる

こういう作曲家は、私には全くと言っていいほどいません
一度聴楽して「おおっ!」と思うか、聴楽体験すらすぐに忘れてしまうか
この2種類に分かれてしまうお気楽な趣味の世界で
このHaydnのように「保留」なんて人は滅多にいないものです

もちろん、私でさえ有名な第94番「驚愕」、第101番「時計」
(しかし、裏に潜む意味とかを全く要しない驚異的な表題ですね)
この2曲の第2楽章の旋律はかなり昔から知っています
というか両曲は、私が初めて全曲通しで聴楽した交響曲です
「驚愕」は荒々しい管弦楽の咆哮、打楽器を伴う不協和音の全合奏
「時計」は、時空の歪みを表すような激烈かつ奇怪なハーモニー
てなところを予測していたところ、全く外れましたが、ハハハ

採り上げたMinkowski (マルク・ミンコフスキ 1962-)盤ですが
いわゆる近年の古楽団体のギチッとしたアンサンブルではないですね
流麗というか、ふくよかというか、聴楽耳にどこか柔らかい印象があります
とにかくその音質にまず「びっくり」

例の第2楽章の「びっくり」は、Liveらしいお遊びに溢れたものですが
今回驚愕したのは、この楽章の最後の部分でして
主題の最後の回帰の背景で、何か弦がやや不安を喚起するような
不思議なハーモニーを形成しているのが強く印象に残りました
ここだけ作曲年代が100年以上後なんじゃ?みたいな感じでしょうか

周囲の通の方々から「Haydnには聴楽の度に発見がある」と
何度も耳タコになるほど聞きましたし、本でも読みました
そうなんだろうな、と軽く思う程度だったんですけど
今回は、「のんびりとカツラをかぶった」音楽が
私に向かって一瞬何か牙をむいた、そんな気がして楽しいですね
お陰様で今回のセットは、既に第97番までを聴了しています

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