第1楽章後の休憩は?   マーラー

60分超の大曲は実に久々の聴楽です

ZinmanMahlerComplete.jpg
Mahler (1860-1911)
Symphony No. 2 in C minor "Ressurection" (1895)
Tonhalle Orchestra Zurich
Juliane Banse (soprano), Anna Larsson (contralto)
Schweizer Kammerchor (Chorus Master : Fritz Naf)
David Zinman
Sony Music (RCA) 88697727232 CD 2 & 3 (2006)


1枚ものの方はこちら (RCA 87157)
ZinmanMahlerNo2.jpg

私は、時間を無駄にするのを恐れているのかいないのか
何故か大掛りな長い曲ほど「集中して聴楽したい!」方でして
大管弦楽の大曲は、殆ど聴楽出番がありません
この《復活》も、1990年の初回以来、今回が3度目の機会です
(第1、Abbado, Chicago盤(1990), 第2、Abbado, Wiener盤(2000))
10年毎の聴楽です。21年間でたったの3回!。一瞬「何で購入したの?」
と自問自答しそうになりますが、買い物というのは個人の趣味嗜好
効率が優先されるようなことは、あってはなりません

実際、どんな曲かというのも殆ど思い出せませんでした
第1楽章冒頭の厳しい雰囲気と
第5楽章開始の凄まじい轟音くらいしか記憶にありませんで
実質今回が初の聴楽みたいなもんです

しかし面白いのは、こういう愛好家の多い曲は
書籍等の記述でほぼ言い尽くされており
当然私もそれを読んで来たもので
ほぼ知らない曲にも関わらず語ることが出来そうですらある!
(意外にそんな曲が多かったりする)
これには覚えのある人も多いんじゃないでしょうか(苦笑)

しかし、それなりの知識も蓄え、再生装置(というほどでない)も
以前よりちょっとはマシになっての今回なんですが
同じ曲を聴楽するのでも時と状況によって本当に違うんでしょうね
今までレアでしたが、今後聴楽の機会が増える曲が多く出て来そうです
あぁ、やっぱりClassicalは楽しい!

前回の1番と同様、本当に音が澄んでいるというか、見通しがいい
第1楽章では、とにかく第2主題ですね
ちぎって投棄するような第1主題と比較して、非常に息が長い
この両主題の対照が本当によく表れているというか
第2主題の細く長く続く美しさに、Headphoneで聴楽していた私ですが
微かに「はぁぁぁ…」と声を漏らしてしまいましたもの

ちなみに、楽章終了後の休憩は5分間ちゃんととりましたよ

全曲は、時々雷鳴のような音響がドドンと来るんですが
全体的に室内楽的な清澄さもあるんですね
(この感じ、Abbado, Wiener盤(DG)でも感じていました)
記憶のどこかでShostakovichの第15番も思い出してしまいました
第2楽章の冒頭や第3楽章の中間部…
何やら夢幻的な趣をたなびかせながら時間が進行して行きます

歌詞のある曲の場合は、とりあえずそれを読んでみて
自由な空想をしながら実聴楽するわけですが
歌詞の内容と音楽って大きいんでしょうね…
それら2つに自分の想像の世界も勝手に載って
実際には寝転がっての聴楽なのに、3つの要素が絡まって
もの凄い高揚感が得られます。思わず起き上がってしまうような…
この曲のニックネームはそういうのも込められているようです

私がとにかく打たれたのは、合唱が初登場する部分です
この厳かな中に、超自然的なハーモニーに対しては
前2回の聴楽では全く記憶になかったのに…(実は途中で寝てたと思う)
人の声のようだが、そうではない!?
何か人智を超えたような場所から届く音のような声のような何か…

全く私の想像ですが、私はここはMahlerが一番作曲に苦労した気がします
だって人間を超えた「存在」を表現するなんて、人間に可能なんでしょうか?
でもおそらくMahlerはギリギリの近い所までいったような気がしますね
100年以上後の世の聴楽人まで不思議な感慨に引き込むんですから…
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