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ゆったりと流れる独奏パート☆   ブラームス

2018年3発目の曲は、晴れやかなこの曲で☆
中古店逍遥をしていると
全く未知の奏者の盤を比較的気軽にGet!し易いというメリットがあります

StefanMilenkovichBrahms.jpg

ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77 Violin Concerto in D major Op.77
ステファン・ミレンコヴィッチ (ヴァイオリン) Stefan Milenkovich (violin)
スロベニア放送交響楽団 RTV Slovenia Symphony Orchestra
スロベニア放送 RTV SLO 113796 (2010)
(ディスクユニオン吉祥寺クラシック館にて収穫)

全くというか、未知過ぎる奏者なので
当ブログではあまりやりませんが、簡単な紹介を
(検索すると、日本国内にもちらほらファンがいるようです)
ミレンコヴィッチはセルビア出身の奏者。1977年生のなかなか面白い経歴
1987年に10才でワシントンのクリスマスコンサートで、レーガン大統領の前で演奏
次の年は旧ユーゴスラビアのベオグラードでゴルバチョフ氏の前で演奏
(彼が大統領になるのは1990年。当時はソビエト共産党書記長)
主な受賞歴はエリザベート王妃国際ファイナリスト(8位。1993)など
CDはイタリアのDynamicからJ.S.バッハやパガニーニが出ている

セルビアはわかるが、スロベニアとはどこか?
名前の似ているスロバキアとは、間にオーストリアとハンガリーがあり
結構離れてる。元々はユーゴスラビアだった国ですが
スロベニアはその北端辺り、イタリアの右隣ですね
(やっぱちゃんと見ておかないと。スロベニアの人に失礼だし笑われるよ)
オーケストラはNaxosとかで活躍しているらしい

CDはスロべニア放送の自主製作
(25:05/9:42/8:41//43:28)
演奏時間を見ればわかりますが、実にたっぷりとした演奏
(アラベラ・シュタインバッハーの録音がこれに近い)
この曲は37分台の演奏も結構ありますから。堂々たるものです

ミレンコヴィッチは速度では勝負せず
この曲を「思い切り聴かせる」方向性なのでしょう
歌って欲しい箇所は実に朗々と進めてますねぇ
オーケストラが「土台はガッチリ固めておきましたぜ」て感じの
なかなか重厚な展開の上に独奏が乗っかる

独奏はテンポはゆっくりしていますが、もたついてはいない
(停滞感がなく、ゆっくりと流れて行く)
この流れを全曲に渡ってキープしていること自体が凄い
(大抵は、どこかがエキセントリックになるのに)
奔放な独奏パートの美しさを拡大して聴かせてくれる感じか
音数が多くなるところは、自然にスピードが上がるのが良い

それに、カデンツァ (すいません、誰のかわかりません) の音の交錯が
この演奏だと透視されたようによくわかる
ソロの録音はオーケストラとよく溶け合って透明感も高く感じます
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淡い色のついた音の靄   ブラームス

時々、丁度よいタイミングで頭の中に流れる曲です

HardyRittnerBrahms3.jpg

ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)
3つの間奏曲から第1曲 アンダンテ・モデラート
Drei Intermezzi Op.117 - 1 Andante moderato
ハーディ・リットナー (ピアノ) Hardy Rittner (1981-)
MD+G 904 1680-6 (2011)

1870年製の古いピアノの出す音が
どことなく、くすんだ音を響かせる古いオルゴールを連想させる
それほど密でなく、ポロポロと音が流れる

この曲が流れて来ると、昼間は作業の手を止めてしまうし
夜になれば、寝る前の楽しみである読書も
そろそろ集中力が薄れて来る頃になるかな
今日一日にお別れを言うのに丁度良い音楽かも知れないな

演奏時間約5分の淡い色のついた音の靄が
少しずつ部屋の中を漂い始めると
静かに目を閉じて眠りたくなりますね

ここぞとばかりのホルン大演奏☆   ブラームス

ゲルギエフのブラームスと聞いただけでも興味が大きいです
ロマン派をあまり遡るようなことはしない人ですが
この人流の展開はやっぱムチャクチャ面白いです


GergievLSOlive0733.jpg

ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番ハ短調作品68 Symphony No.1 in C minor Op.68
ロンドン交響楽団 London Symphony Orchestra
ワレリー・ゲルギエフ (指揮) Valery Gergiev (1953-)
LSO ライブ LSO Live Lso0733 (2012)

交響曲全集に発展した録音ですが
発売当初の評判がイマイチだった記憶があるんですよね
確か演奏進行中に無音部分があったりして、良品と交換するとか
(店頭でも注意喚起の説明書きを見かけましたね)
とにかくツイてないなという印象がある録音です

録音は結構独特で、残響が少ないですね
LSOの本拠地バービカンセンターでの収録ですが
初めて録音における「デッド」とは何かがよくわかった気がします
響かないですね~
残響というものに普段から浸っている普通の聴楽子たちにとっては
かなり異色の響きに感じられたと思いますよ
(私だって一聴して驚いたくらいですから)

しかし…
だからと言って、演奏自体が?かと言えば、違う☆

第1楽章の展開部なんかは
「デッドな響きに敢えて挑戦」みたいな攻めの演奏ですよ
「この楽章こんなに熱い音楽だったかな」なんて
ある程度に熱い音楽だということは百も承知で
なおかつ今回、格別に熱い!何故だ?☆

冒頭からの音響に幾分か困惑した私でしたが
第2、第3楽章でもなかなかにハイテンションな演奏が続き
遂に迎えた第4楽章!

やってくれましたよホルン☆いかにデッドなバービカンも
このホルンの気合いの吹奏にはひれ伏さなければいけなかった
それくらい物凄い強さの音を響かせて
デッドな空間特有の、各楽器が全力でぶつかり合う生々しさもあり
もう笑ってしまうくらい気分が爽快になってしまう

一つの楽器の轟音に回りも目を覚ましたように鳴り出す
ここから一気の盛り上がりがハンパじゃなくなったですよ

演奏時間は以下の通り
(16:58/9:51/4:53/17:20//49:02)
第1楽章が長めになっていますが、こういうやり方があるんだなと感心しましたね
終わらないで欲しい、とか思いましたもん☆

ひたすらに音の動きを追う喜び   ブラームス

またまた新しい、この曲の愛聴盤の登場です
SkrideBrahms77.jpg
ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 
Concerto for Violin and Orchestra in D major op.77 (1878)
バイバ・スクリデ Baiba Skride (1981-)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
Royal Stockholm Philharmonic Orchestra
サカリ・オラモ Sakari Oramo (1965-)
オルフェオ Orfeo C829 112 A (2009)
(新品:2013年11月、タワーレコード秋葉原にて購入)

Orfeoは、シュタインバッハー (1981-)盤の発売の直後
(確か彼女は時期的に既にPentatoneに移籍していたと思う)
このCDを出しているのですが
おそらくは、彼女の契約はあと1枚を残していたが都合がつかず
やや録音とリリース年の離れたライブを出したように想像します

面白いのは、スクリデの録音もライブなんですよね
偶然ながら、同じ曲でも録り方でこうも変わるのかと
この2つの演奏の比較は大変興味深く感じました

スクリデの出す音は、今まで聴楽したことのないような感じで
不思議な残響感を伴うというのかなぁ(人工的という意味ではない)
楽器を中心として音が偏りなく拡がって行くような
その発音を広いホール内の大気中に万遍なく漂わせる
非常に安心感のある響きなんですね
一聴、ちょっとびっくり、しかし次の瞬間
とにかく嬉しくて仕方なくなりましたよ

その涼やかな感じは
驚異的な技巧をさりげない佇まいに聴かせ
力強さとも異なる満足感を感じられるのですが
これは、幅広い音域を大胆に通り抜ける第1楽章
その中に最も顕著に表れているように思えます
旋律が美しいとか、そういう次元ではなく
ただ単にというか、実にシンプルな
上下する音の波に対して大きな充実を与えられました

リリース直後とかは殆ど注目されていませんでしたけど
うわうわ、こんなところから驚異的な記録が出て来るんですねぇ
音の太さではない「ふくよかさ」に光を当てた録音とも言えるかな
ちょっと珍しい、でも「よい」体験を持てましたよ

時間一杯、大きく深呼吸するような開始   ブラームス

この「何か壮大なものに包まれて行くような開始」がたまりません

BernsteinBrhamsComp.jpg

ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 作品90 Symphony No. 3 in F major op. 90 (1883)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
レナード・バーンスタイン Leonard Bernstein (1918-1990)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 415 570-2 (1981)
(中古:2013年4月、ディスクユニオン新宿にて購入)

ブラームスの交響曲を聴楽していて思うのですが
一つの曲の中でも、かなりいろいろな工夫をして
それらを没にすることなく、可能な限り取り入れて行く…
第1交響曲の完成までの時間のことを思い出しますね
第2以降は、要素の取り込みの時間が短くなって行くようです

しかし、出来上がりまでの時間が短いから雑ということでなく
やはり作曲の技量が上がって来ているのでしょうね
作曲の冒険の見本市でもある4曲の交響曲は
同じ曲の中でも目まぐるしく表情を変えて行くにもかかわらず
曲の独自のトーンが貫かれているのが興味深いです

今回の第3は、とにかく曲の冒頭ですよ
(ポケットスコアを見た感じもとても印象的です)
あの「時間一杯、大きく深呼吸をするような」開始
これでブラームスワールドに一気に引き込まれて行きます
微妙なハーモニーの大気に乗った楽想が連続して行く…

バーンスタインのテンポ設定が
もう本当に絶妙としか言いようがありません
(15:34/9:42/7:04/9:33//41:53)
第1楽章が繰り返しを含むので、突出して長いのですが
他の楽章は、他の指揮者の録音ともそれほど変わらないのに
この、時計の刻む時間から抜け出すような感覚は一体何か☆
「曲の中に遊ぶ」というのを実体験するのに丁度良い時間の進み方ですよ

第4楽章の最後の方で、不思議の時間が
現実の時間に向けて解放されて行くのですが
強くなく弱すぎない、各楽器の受け渡しの内に
初演当時から130年後の今の時間にタイムスリップするというか…
とても静かで「本当に良い気分だ☆」なのです


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