静寂の時間、幽かな調べ☆   ケージ

思わず傾聴してしまう現代音楽ということで
個人的には現代音楽はケージとリゲティが双璧です


CageWergoRyoanji.jpg

ケージ John Cage (1912-1992)
竜安寺 (コンドラバスとテープのための) Ryoanji for contrabass and tape
ステファノ・スコダニッビオ (コントラバス) Stefano Scodanibbio (contrabass)
ヴェルゴ Wergo WER 6713 2 (2007)

ケージと来て、次に漢字で書かれたタイトルとは!
私は今年に入るまでこの作品の存在を知りませんで
Wergoレーベルに関心を持ち始め
たまたま中古店で購入した盤にこの曲が入っていました

1962年に実際に京都の竜安寺をケージが訪ね
その時の印象を元に構成した音楽のようです
私は写真でしか有名な石庭を見たことがありませんが
生半可なアンビエント音楽が吹き飛ぶような音の風景です

いろいろな形態で演奏可能なようで
私が所持しているのは、旋律担当?が
コントラバスとテープによるものと
独唱 (バリトン) が入っているものの2種類です

CageBISryoanji.jpg

ニコラス・イシャーウッド Nicholas Isherwood (baritone)
ビス BIS 2149 (2014)

僧侶の持つ錫杖が虚空に響くような開始ですが
これを基調にして、弦楽器や声が忍び込んで来る時間を繰り広げます
正に虚空を音が漂うという趣なのですが
この簡素にして、幽玄な響きをアメリカンのオリジナルというのが面白い☆
錫杖風の響きは打楽器が創るのですが
これだけをずっと繰り返されても立派な音楽になるくらいと思いますよ

石庭の前に佇んでいるケージには、錫杖ないし鈴の幻聴が訪れたんでしょうね…
目を閉じた意識の中は、無音の世界が漂流しているのだろうけれど
完全なる「無」の境地にはなかなか至らないと思います
何らかの記憶の断片が脳裡を横切る瞬間があると思いますが
それが、この音楽における旋律楽器ないし、声の役割だと思います

ryoanjisekitei.jpg

どんなに心を鎮めても、何らかの考えに捉われる時間を経て
結局は究極の「無」に吸い込まれて行くような
非常に心地の良い時間が流れて行きます
実際に、知らない間に開始して、気づいたら終わっている
そういう趣の時間です…☆
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quietplace

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