力まず、しかし強さを失わず☆   ドヴォルザーク

これぞ端正という演奏でしょうか☆

JohannesMoserPentatonePTC5186488.png

ドヴォルザーク Antonín Dvořák (1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調作品104 Cello Concerto in B minor Op.104
ヨハネス・モーザー (チェロ) Johannes Moser (cello)
プラハ・フィルハーモニア Prague Philharmonia
ヤクブ・フルシャ (指揮) Yakub Hrůša (conductor)
ペンタトーン Pentatone PTC 5186 488 (1SACD, 2015)
(かなり以前にタワーレコード新宿にて確保)

最近になってこの曲のCDを頻繁に聴楽しておりますが
今まで聴楽したどの盤よりも早期に確保しておきながら
順番が後回しになっておりました (購入は2年以上前か)

ヨハネス・モーザー氏は、初聴楽の奏者
1979年生独逸生まれ。主な受賞歴は2002年のチャイコフスキー最高位(2位)
ということで、もう既にかなりの経歴、録音があります
新しくある曲を好きになると
それまで馴染のなかった奏者に遭遇出来るのが楽しいですね☆

演奏時間は(14:50/11:26/12:37//38:53)と
遅くも速くもない平均的なものです
モーザー氏の演奏ですが
いわゆる「力み」というのが感じられないですね

他の独奏者の場合ですと「ここぞ」という時の
自分の楽器を鳴らすことに掛ける意気込みというのが
音の強さや歌舞伎の見得的な「間」になって出てくるのですが
彼にはそれがありません

あくまで滑らかで、淀みなく流れて行くような清流のイメージ
しかし、線は細くなく、堂々とした曲の体裁に合致する音です
このような要因から、実際の演奏時間よりも
時間の進行が速く感じられるのです☆

入魂の第一声☆   ドヴォルザーク

何気なく購入した中古CDの奏者の音に驚きました☆

MaximilianHornungDvorak.jpg

ドヴォルザーク Antonín Dvořák (1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調作品104 Cello Concerto in B minor Op.104 (1896)
マクシミリアン・ホルヌンク (チェロ) Maximilian Hornung (cello)
バンベルク交響楽団 Bamberger Symphoniker
セバスティアン・テヴィンケル (指揮) Sebastian Tewinkel (conductor)
ソニー・クラシカル Sony Classical 88697749252 (2010)
(ディスクユニオン神保町クラシック館にて購入)

またも初聴楽の奏者ですが、知名度の高い曲を、大レーベルから出す
それだけでも興味が湧いて来るというものです
しかし、ちょっと調べてみると、私が知らなかったというだけで
ホルヌンクは超大物のようです。1986年ドイツ生まれ
バイエルン放送交響楽団首席チェロを経てソロ活動って!

録音当時23か24才だったのか!この若さでドヴォコンを録音できるなんて
なかなかの奴かも知れないが、ジャケットの風貌もいかにも若い
まさかヘタクソってことはないと思うが、興味&不安の中聴楽開始

指揮のセバスティアン・テウィンケルも初ですが
歴史あるバンベルク交響楽団を振っているのですから
聴楽するのに問題はないでしょう

この曲は去年より、突然頻回なる聴楽を開始しましたが
独奏者の解釈による、表情の変化が凄く面白く
短期間の内に自分にとって欠かせない曲になって来ています
特に第3楽章の大詰め近く、第1主題の変形が全合奏で来るところ
「タータータ~ラララータ~ラララータ~ラララー」と鳴ると
実に幸せな気分であります
最近好きななった曲は、なぜか弦楽器の曲に多いんです
自分ではピアノの方が好きなつもりでいましたが
その辺りの理由も考えてみるのも面白そう☆

録音は全体的に明るい方向性というのでしょうか
渋い佇まいとは一線を画し
すっきりとした見通しの良い進行です
ホルヌンク入魂の第1楽章ソロ登場の箇所は、実に風を切るような
颯爽としていながら、堂々としてもいる
入りとしては、これまでの聴楽で最もカッコいい感じでしょうか☆

演奏時間は (15:23/11:59/13:09//40:31) と
比較的ゆっくりとした方であるにもかかわらず
チェロが明快にズバズバと進むので、むしろスピーディーな印象を受けます
バンベルク交響楽団が設定した盤石の音響世界の中
若い世代の人がこんな風に名曲を
ズバズバと駆け抜けて行くため、気分的な時間は
実際の演奏時間よりも速く流れて行くように思えるのでしょう

ちなみに私の3大チェロ協奏曲は
ドヴォルザーク ロ短調 Op.104
エルガー ホ短調 Op.85
プロコフィエフ ホ短調 Op.125
です☆

パワフル☆  ドヴォルザーク

何やら実に久しぶりの登場です☆

IsserlisDvorakHyperion.png

ドヴォルザーク Antonín Dvořák (1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調 作品104 Cello Concerto in B minor Op.104 (1896)
スティーブン・イッサーリス (チェロ) Steven Isserlis (1959-)
マーラー室内管弦楽団 Mahler Chamber Orchestra
ダニエル・ハーディング (指揮) Daniel Harding (1975-)
ハイペリオン Hyperion CDA 67917 (2013)

一聴して驚くべきは、とにかく気合が入っていること
冒頭管弦楽の全奏で、スティーブンかダニエルかわかりませんが
何やら結構な音量で歌っております

この録音のいいところは、その「気合」みたいなものが
ばっちり収録されているところでしょうか
スティーブンの独奏は演奏ノイズバリバリ入っていますが
この力強さには圧倒されてしまうなぁ
(第1楽章ソロの入りが、ただならぬ気配を醸し出している)
思わず聴いてる私も引っ張られていくわけです

曲自体、聴楽前から「第1楽章のここでグッと来て」
「第3楽章のあの辺りでググッと来る」なんて想像しながら
何となく見当をつけて入れる特徴の多い曲なのかな

いわゆる「民謡的なもの」はあまり感じません。その代わりに
最近何種類か聴楽した演奏の中ではわからなかった
パワフルさに加えてスピード感がありますね

凄く、いい☆

チェロ協奏曲聴楽2題  ドヴォルザーク

最近なぜかハマっている曲の短評もどきです
先日出向いた中古店内でもかかってて嬉しくなってしまいました☆
聴楽した順に書きます


AlisaWeilersteinDvorak.jpg

ドヴォルザーク Antonín Dvořák (1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調 作品104 Cello Concerto in B minor Op.104 (1896)
アリサ・ワイラースタイン (チェロ) Alisa Weilerstein (1982-)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 Czech Philharmonic Orchestra
イエジ・ビエロフラーヴェク (指揮) Jiří Bělohlávek (1946-2017)
デッカ Decca 478 5705 (2013)

指揮者、オーケストラともにFromチェコ
それだけでも気合が入ってそうな感じです
伴奏がふとした瞬間、スメタナの《我が祖国》を思わせる時があり
思わずなるほどと思ってしまった次第です

ワイラースタインは、エルガーも聴楽しましたが、とても力強い演奏です
速いパッセージでは、突如爆走を開始することがありますが
作品の品格を損なうことはなく、伴奏とはきちんと折り合いをついています
爆走も計算のうち、という感じでしょうか
その辺は指揮者もオーケストラも全く手馴れた感じの対処でしょうか

BrunsDvorakConcerto.jpg

ペーター・ブルンス Peter Bruns (1963-)
シュターツカペレ・ドレスデン Staatskapelle Dresden
ミヒャエル・ヘルムラート (指揮) Michael Helmrath (1954-)
ヘンスラー Hänssler 98.478 (2004)

とある中古店で気づいて購入したものです
こういう録音があったとこに驚きですね
ブルンスのチェロは、コッペイに繋がる雰囲気を感じさせますが
より軽やかという感じか (軽い演奏ではない)

スケールの点では、雄大というのとはちょっと別の感じですね
細身でシャープとでも言えばいいのでしょうか
するすると自然に伸びて行く旋律線
どこまでも自由なチェロに
伴奏がそっとついて行くような趣です

すっきりとしたチェロの第一声☆  ドヴォルザーク

コッペイさんの協奏曲、しかもドヴォルザークとは意外☆

CoppeyDvorakAudite.jpg

ドヴォルザーク Antonín Dvořák (1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調 作品104 Cello Concerto in B minor Op.104 (1896)
マルク・コッペイ (チェロ) Marc Coppey (1969-)
ベルリン・ドイツ交響楽団 Deutsches Symphonie-Orchester Berlin
キリル・カラビッツ (指揮) Kirill Karabits (1976-)
アウディーテ Audite 97.734 (2016)

AEON(Outhere)レーベルでのバッハ無伴奏を聴き
静かで内省的な演奏をする人という印象があり
ここでこの大物にどう対処するかが楽しみでした

第1楽章の第一声からして実にすっきりとした音
これが全曲で冴え渡っていて実に心地が良い
無骨路線ではありません

今回、初めてポケットスコアを見ながら聴楽しましたが
リズムを合わせるのが結構難しそうに思えます
印象として、独奏ははっきりとしたパッセージのまとまりというよりは
比較的自由に主題を展開したような動きが多い気がします
そこら辺は、コッペイさんが流麗に運んでくれますので
何やらアッと言う間に終わってしまったように感じられ
充実感が聴了後にやって来るという趣です

管弦楽はオーソドックスな編成でして、結構率直に大きな音を鳴らしています
楽器間の受け渡しが特に管楽器で明瞭に聴こえますので
微妙な色彩感の移り変わりが楽しめると思います

今年に入って、この曲のコレクションが増加中で
聴き比べも楽しいのですが
「意外な未聴曲」である第9交響曲の出番が回って来ませんね☆
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